株式会社メロスは国際金融公社(International Finance Corporation: IFC)で幹部を務めた木村卓郎氏が当社のストラテジック・アドバイザーに就任したことをお知らせいたします。

「木村氏が私たちのチームに加わり、特に新興国における農業開発への投資という観点から、公共・民間部門のアグリビジネス投資における彼の豊富な経験と知見を共有できることを嬉しく思っています」(代表取締役 小倉千沙)

木村氏の国際金融公社での経歴は、本部ワシントンの他、東京及びカイロへの駐在を含め20年に及びます。国際金融公社は世界銀行グループの一機関で、開発途上国における民間セクターの発展を支援するための投資及びアドバイザリーサービスを提供しています。木村氏は2011年から2014年まで製造部門のグローバルヘッドを務め、それ以前も、アグリビジネス、サービス、エネルギー(石油、ガス、鉱山)セクターを、大陸をまたいで担当する上級職を歴任しました。

直近では、ワシントンから東京に戻り、オリックス株式会社の事業投資本部海外投資グループのマネージングディレクターとして、農業バリューチェーン、ヘルスケア、および関連ロジスティクスに重点を置いた新興国への投資に注力しました。

「私たちは過去3年の間に木村氏をよく知るようになり、彼のエネルギー、洞察力に富んだビジネス展望、そして成長過程にあるチームや人々への関心に感銘を受けました。木村氏は、過去に携わった投資プロジェクトから、成功の要因と予想されるリスクの両方について、価値のある実用的な洞察を提供してくれます。」(ディレクター オペレーション・グローバルマーケット ルーシャ・ヴァンチュラ)

「農業と食料は持続可能な世界を実現するための礎であると信じています。賢い投資とビジネスの革新は、社会と経済に大きな影響を与える可能性があります。メロスは農業と食品という確固たる分野での経験を持ち、顧客のためにビジネスや投資機会を見出すことへの強いコミットメントを持っています。私はメロスと共に、特に日本企業のため、アジアとその先の新興国におけるビジネスチャンスの創出を支援することを楽しみにしています。」(ストラテジック・アドバイザー 木村卓郎氏)

木村氏は、公共セクター及び民間セクターのプレイヤーを引き合わせ、成長するビジネスに対して価値を生み出す経験が豊富で、投資家のニーズや期待にも精通しています。私たちは共に、世界の食料システムを強化し、特に東南アジアやインド、アフリカ等の急成長市場において、農業サプライチェーンに沿った経済発展を促進するための戦略策定を行っていきます。

木村氏は京都大学法学部を卒業し、パリ商業大学校(ESCP)の企業幹部研修プログラム修了、フランスの高等商業大学校(ISA-HEC)でMBA Financeを取得しています。東京の三和銀行でキャリアをスタートさせ、その後、国際金融公社が運営するAfrica Enterprise Fundに入社し、コートジボワールのアビジャンを拠点にサブサハラアフリカにおける中小企業への投資コンサルティングに携わりました。