メロスは、米国大使館・農産物貿易事務所(ATO)からの依頼で、チーズ、チョコレート、ハーブティー、ワインなど24種類の製品について、製品毎の詳細な輸入手続き・規制をまとめた輸出ガイドを作成しました。このプロジェクトの目的は、日本への食品輸出に興味のある米国の中小企業を支援することですが、中小企業に限らず、様々な規模・経験値の輸出業者にとっても関心を持って頂ける内容になっています。
日本への輸出には多数の書類が必要で、また公式リソースは常に英語で利用できるとは限らないため、困難に思えるかもしれません。本輸出ガイドでは、船積み前から輸入通関まで段階的に取り上げ、必要資料や手続きについて説明しています。
日本への新規食品輸出業者にとっての共通の課題として、食品添加物の基準の違いがあります。本国で許可されている食品添加物が、必ずしも日本で許可されているわけではありません。輸出を検討している業者は、農薬残留物(MRLs)に対する日本の厳格な基準を知らないかもしれません。本輸出ガイドは、輸出業者がきちんと準備ができるよう、これらの一般的な留意点を事前に指摘することを目的としています。本ガイドは「自分でやってください」というものではなく、輸出業者が日本の輸入業者や流通業者と共に、輸出プロセスをスムーズに進めるための手助けをするツールです。
本ガイドは、必要となる原料リスト、製造プロセスチャート、および各製品タイプのラベルの例を示していますが、特に衛生上のリスクが関与する場合は、要件が予告なく変更される可能性があることに留意が必要です。最終的に、日本への輸出ビジネスを成功させるには、規制の変更に対する継続的な警戒と、日本の輸入業者やパートナーとの強固な関係が必要です。
こちらからすべてのガイドにアクセスできます。https://www.usdajapan.org/export-guidance/
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