メロスは今回初めて、秋のリサーチ・アシスタントを迎えました!飯野は、明治大学農学部を卒業し、現在は、新潟県にある国際大学の修士課程でソーシャルビジネスについて学んでいます。

在学中にJICA海外協力隊として2年間ルワンダに赴任し、農村で技術支援に従事する予定でしたが、残念ながら派遣中止となってしまいました。代わりに、国内でのインターンシップの機会を模索し、この秋からメロスでインターンをしながら、12月の卒業に向けて修士課程を締めくくることになりました。来年1月からは農林水産省に入省する予定のため、それまでの間、メロスの下で様々なプロジェクトに携わり、高度なリサーチスキルを身につけたい考えです。

メロスに入社を希望した理由について、飯野は次のように語っています。

「メロスに入る前は正直コンサルティング会社がどんなことをしているのかさえよく知りませんでしたが、「農業・食」×「海外・多様性」というメロスの強みに惹かれるのと同時に、自分の農業のバックグラウンドを活かしたいという想いから、勇気をもってメロスに飛び込みました。当初は、すべてが新しく、コミュニケーションの多くが英語であったため、少し不安がありましたが、チームの親切なサポートと集中トレーニングのおかげで、環境に溶け込むのに苦労しませんでした。」

「メロスは、オフィスでのプロフェッショナルな働き方、効率的なデータの収集・分析方法、そしてコンサルタントになるために必要なスキルを理解するのに最適な環境だと思います。メロスでは、チームメンバー間のコミュニケーションが活発なので、何でも気軽に聞くことができるのも良い所です。日々新しいことを吸収し、出来るだけ早くチーム・メロスに貢献出来るようになりたいと思っています。」

飯野は、メロスではJICAのケニアでのプロジェクトや日本の地方における農業技術導入などについてのプロジェクトに参加するほか、個人のリサーチプロジェクトとして、みどりの食料システム戦略のもと、政府が目標としている日本の有機農業の拡大の実現可能性についても調査する予定です。

「『みどりの食料システム戦略』では、2050年までに有機農業を耕地面積の25%(100万ヘクタール)に拡大するという大胆な目標が設定されました。また、化学肥料の価格高騰や慣行農法の環境負荷に対する意識の高まりから、世界的に有機農業の活用や有機農業への転換が盛んに議論されています。このプロジェクトでは、海外の慣行農業や有機農業との比較を通じて、日本における有機農業の可能性と課題を分析するとともに、日本の有機農業の発展のためにどのような技術や戦略を導入できるかを検討したいと考えています。」

飯野は、大学時代の園芸学専攻で培った養液栽培の知識を活かし、家庭でもプランター栽培やアクアポニクスの作成に挑戦しています。この秋プライベートでは、タイ料理、中華料理、韓国料理など、大好きな激辛料理を楽しみたいと考えています。また飯野は、アメリカのテレビドラマや映画の大ファンでもあり、この秋公開される『ロード・オブ・ザ・リング』の新シリーズで中つ国の世界に浸る予定です。