メロスはこの度、今年10月31日から11月2日にシンガポールで開催されるアジア太平洋アグリ・フードイノベーションサミットとパートナーシップを結びました。弊社としては、シンガポールで行われる活発な議論に、日本の食農分野のイノベーション・シーンからより多くの視点や声を届けるのに貢献したいと思っています。ぜひ、ご参加を検討ください!
弊社はこのイベントが始まった当初から参加しています。食農業界が直面している最先端の課題の解決法について学び、議論し、発表することを重視している点で、アジア圏において最も興味深いイベントの一つです。様々な疑問について質問を投げかけ、パートナーやスタートアップ候補との連携を検討する機会でもあります。また、世界をリードするアグリビジネス、食品メーカー、生産者、起業家、投資家の意見を聞き、アジア太平洋地域の食農バリューチェーンに与えるインパクトを最大化するため、テクノロジーと投資がどのように貢献できるかについて議論する機会です。
ここ数年、日本からの参加も増えています。日本の食品産業のイノベーションから海藻養殖、水産養殖やバイオスティミュラント、土壌の健康に至るまで、日本のアグリフード・テクノロジー分野の現場には、議論を深めるための知識、視点、経験がまだまだたくさんあります。
今年のイベントは、フードテック、アグリテック、植物工場、ブルーエコノミーをテーマとしています。
2023年の主なテーマは:
• 脱炭素化:農林水産業のカーボンフットプリント、炭素クレジット市場、気候変動の緩和
•食料安全保障:食農サプライチェーンの混乱への対処とレジリエンスの強化
• デジタルトランスフォーメーション(DX):アグリテックやアグリフィンテックを活用した小農/小規模水産業者のリスク削減
• 土壌の健康 :バイオ由来の農薬や肥料、バイオスティミュラント等の安定供給の確保
• 植物工場の効率化:エネルギー効率向上へのイノベーションと植物工場を支える政策の進化
• 施設園芸作物のための遺伝学活用:最新の遺伝学を活用した施設園芸に最適な種子供給の拡大
• 栄養と健康:健康的な老化、クリーンラベル(添加物の削減)、脳腸相関
• アジア圏においてのタンパク質の将来性:動物性・植物性・微生物・細胞培養タンパク質
• ブルーエコノミー/ブルーフードの生産:養殖業におけるデジタル化と循環システムの加速化
• スケールアップ・ファイナンス:アグリテック・フードテックを支える新しい投資モデル
• 戦略的パートナーシップ:強靭で食料安全保障を担保する食料システムを実現する関係構築
• エコシステムの構築:各国各企業の点の取り組みを、アジア太平洋地域地域全体を変革する面の取り組みに繋げる
サミットでは様々なイベントが同時に開催され、幅広い興味関心やネットワーキングスタイルに対応しています。業界のオピニオンリーダーや専門家によるパネルやディスカッションでは、テクノロジーやトレンド、最近のビジネスの成功例や失敗例についての実例や最先端の見識が紹介されます。
また、新しい人々との出会いの機会も多く設けられており、ネットワーキング・イベントの他、スタートアップのピッチ・イベントやその革新的な製品を使った料理を紹介するランチ会、そして1対1のネットワーキングを支援するためのイベントアプリ等が提供されます。このような機会を通して、スタートアップ、食品ブランド、アグリビジネス企業、投資家、企業のR&D部など、初対面の人達と簡単に会話を交わす環境が作られています。
なぜシンガポールで開催なのか?シンガポール政府は2019年に、当初10%以下だった食料自給率を2030年までに30%まで引き下げる 政策 “30 by 30” を発表。これ以降、アジア太平洋地域を代表する国際的な食農イノベーション・ハブになりつつあります。さらに、シンガポールは周辺地域へのアクセスも良く、起業家精神やイノベーションを支援するエコシステムの構築に力を入れています。シンガポールは今、最も影響力のあるディスカッションや製品のローンチが行われる場所になっているのです。
ぜひ、ご参加を検討ください!必要に応じて、関係者へのご紹介やイベントのご案内もさせて頂きます。
ご来場のご登録はこちら。ディスカウントコード(10%割引):MEROS10
詳細説明資料(ブローシュア)のご希望や、日本語でのご質問等は:(株)メロス 小倉・黒木 03-3526-2075 inquiries@merosconsulting.com まで